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ID&Eへの想い 社員ストーリー
男性の視点から真の男女の公正性を提唱する従業員グループ「MAE」の活動と将来像
粟井 幹喜(以下、粟井)
CRM
濱田 龍典(以下、濱田)
CDS
粟井:男性の視点から女性が直面する障壁を男性に伝えることで、メドトロニックにおける真の男女の公正性を提唱する従業員グループ「MAE(Men Advocating Equity)」でリーダーを務めています。女性がどんな苦労や悩みを持っているかは通常の営業活動からなかなか見えなかったので学びたいという気持ちが強く参加することにしました。なお、MAE は男女共同参画の推進を目指す社員グループ「MWN(メドトロニック ウィメンズ ネットワーク)」のサブグループという位置づけです。
濱田:昨年はリーダーを経験して今年は粟井さんへリーダーを引継ぎました。現在はサブリーダーを務めています。「男性目線でどう変革をしていくか」が MAE のポイントではないかと考えています。
粟井:「女性の健康検定」の勉強を始める方が少しずつ増えている中で、私も二人の女の子の父親として理解を深めておきたくて勉強を始めたことも参加のきっかけになりました。努力して知ろうとすることで、所作や会話の際の受け答えが変わることを実感しています。キーワードは「歩み寄り」です。お互い歩み寄れば多少のボタンの掛け違いがあっても理解しようとしている中で起こることなので「ハラスメント」や「傷つく」とはなりにくいのではないでしょうか。
粟井:男性と女性の悩みは異なり、その理由もさまざまです。まずは個人としても制度としても違いを受け入れることが大切です。その上で相手を理解しようとし、その態度を表に出すことも大事です。必要に応じて、その仕組みを作るために上司と交渉するなどのアクションも必要になります。
濱田:「男性目線でどう変革していくか」もポイントです。インクルージョン、ダイバーシティ、エクイティ (ID&E) を理解しているからと勝手な気を遣いすぎるのもバイアスになりかねません。たとえば女性社員に「子育て中だから出張は他の人に任せよう」と考えていても、本人に聞いてみると「子どもは夫が見るので大丈夫」というケースもあります。この場合、その人のためを思っている行動が決めつけにつながり逆効果を生んでいます。このようなケースでは、コミュニケーションを増やすことで解決できると思います。
粟井:思い込みで先走らないように、まずはデータを集めて検証する機会を作ることが必要です。全体をマクロの状態をデータで把握することで適切な対策が考えられると思います。
濱田:非言語も含めた多様なコミュニケーションが必要だと思います。ウェビナーは寝ながらでも食事をしながら見ることが可能ですが、このような場合はきちんと記憶に残っているかはわかりません。実際のそばにいる人の困り事や活動内容を知るため、そして MAE がどれくらい大切な活動かを理解してもらうために、今後は新しい伝え方が必要になってくるかもしれません。
粟井:活動を続けることで少しずつアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見や思い込みから偏ったモノの見方をしてしまうこと)が解消され、それによって余分なストレスを減らすことができると考えています。ストレスが減ることで仕事に集中しやすくなる、パフォーマンスを出しやすくなるなど、プラスの効果につながります。もしプラスの効果につながらなくても、周囲の人々が居心地がよくないと感じる機会を減らすことにつながり、困っている人をサポートしやすくなり、余分なストレスなく働ける会社になることを期待しています。
※掲載記事の内容は、取材当時のものです。