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ID&Eへの想い 社員ストーリー

障がいがあっても活躍できる会社へ

障がいに対する理解を深めるための従業員グループ「ABLED」の活動と将来像

会議室で話している土井さん

土井 健太郎(以下、土井)
品質保証薬事 シニア薬事スペシャリスト

会議室で話している山下さん

山下 真紀(以下、山下)
HRビジネスオペレーション マネジャー

障がいに対する理解を深めるための従業員グループ「ABLED」

土井:「ABLED(エイブルド)」は障がいに対する理解を深め、多様な人材が持つあらゆる魅力を尊重し、一人ひとりが自分らしく活躍できる場を目指す包括性、多様性、公正性のある職場環境を構築するグループです。

山下:土井さんと一緒に ABLED のリーダーを務めています。ABLED は日本だけではなく、アメリカ、アイルランド、イスラエル、ブラジルなどメドトロニックの海外拠点でも活動しているグループです。

土井:わたしは先天性の網膜疾患のため幼少の頃から視力が弱い状態で、オフィスへ通勤する際は盲導犬と一緒です。担当している行政への提出書類や承認申請書の作成業務はPCがあればほとんど対応可能なので、IT技術を活用して自分に合ったPC環境を設定しています。たとえば、明るすぎる光というのは自分にとって目が痛いのですが、画面の色を反転させて暗い色を背景に設定して文字を白く浮き立たせることでストレスを軽減しています。

ID&E の推進にあたって大切なこと

山下:ABLED では採用マネジャーだけではなく他の社員も、障がいに対して正しく理解や配慮をしやすくするための活動を行っています。周囲に正しい知識と配慮があれば、障がいを持った社員であっても100%以上の力を発揮することは可能です。まずは障がいに対する正しい知識を持つことが障がい者採用を成功させる秘訣だと思っています。

土井:障がい者一人ひとりの言葉は小さく聞いてくれる人も少ない、周囲に影響を与えることは難しいと感じていましたが、チャレンジしたいという想いの社員が ABLED で集まることによって情報発信がしやすくなりました。それに呼応して会社としても支援してくれるようになったので、非常に意義のある活動だと考えています。

ABLED 今後の可能性

土井:以前はペースメーカを植え込んだ方も障がい者と考えられていましたが、ペースメーカがあることでほぼ健康な人と同様の生活が送れることへの理解が広まりました。必要に応じたサポートを利用すれば、障がいは障がいでなくなるのではないでしょうか。

山下:高齢化社会が進む中で、介護を必要とする家庭が増えていくことが予想されます。障がいを持っている方々をサポートすることは、介護と似ているかもしれません。ABLED の活動を知ってもらうことでサポートを必要とする障がいを持った社員に周囲が手を差し伸べることができるよう、マインドセットを少しでも変えていきたいです。

土井:障がいの有無でその人の能力を判断すると、そこに眠っている能力をうまく活用できない可能性があります。障がいを持っていても仕事に対する能力は人それぞれなので、障がいの有無に関わらず、必要な人材を必要に応じて受け入れることは会社にとってもメリットがあると考えています。


※掲載記事の内容は、取材当時のものです。

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