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社員ストーリー

胸を開けずに心臓の手術ができる時代へ

SH (ストラクチャルハート) 社員座談会

開胸せず、心臓が動いている状態のままカテーテルを通して行う大動脈弁の置換術(TAVI:タビ)。ストラクチャルハートは、高齢の患者さんの治療に選択できるようになったTAVIという治療法を全国に広げています。営業、フィールドマーケットとして活躍している3人が部門や仕事について語り合います。

プロフィール

岡部さん(写真左)
ストラクチャルハート ウエストリージョン 中四国ブロック ブロックマネジャー
代理店、外資系医療機器メーカーを経て2001年に入社。CRM部門でペースメーカのセールスを担当。2021年にストラクチャルハートに異動し、マネジャーとして活動中。

相山さん(写真中央)
ストラクチャルハート Capital Eastブロック セールスレップ
大学では工学部に所属し、腎臓の再生医療の研究を行った。2022年4月に新卒入社。現在、東京・千葉のセールスを担当。

川瀬さん(写真右)
ストラクチャルハート フィールドマーケットディベロップメントスペシャリスト
大学の商学部を卒業後、日系製薬会社に就職。MR(医薬情報担当)として幅広い領域の医薬品営業に携わる。自身の心臓手術を機に循環器領域に興味を持ち、2019年に入社。セールスを経験後、2023年5月よりフィールドマーケットとして活動中。

SH リーダー 俣野さんからのメッセージも公開中です。

ストラクチャルハートとは、どのような部門ですか?

川瀬:大動脈弁狭窄症(心臓にある4つの弁のうちの1つである大動脈弁が、加齢や動脈硬化により硬くなり十分に開かず、血液の流れが妨げられてしまう病気)を治療する製品を提供しています。心臓手術というと開胸をイメージすると思うのですが、ストラクチャルハートでは主に足の血管からカテーテルで弁を心臓まで持っていき留置するTAVI(タビ)を提案しています。開胸せず心臓が動いている状態のまま手術ができ、高齢の患者さんの治療にも選択できるようになりました。身体に負担の少ない患者さんのための医療といえます。

そこでどのような営業活動をしていますか?

SH 社員座談会で話している相山さん

相山:東京・千葉の担当施設の医師に提案していきます。手技プランを医師と一緒に考えたり、手術のサポートをしたり、臨床現場でのサポート業務が多いので、医療現場に近く働くモチベーションになっています。弁(弊社の医療機器)を留置した直後に患者さんの血圧改善が確認できるので、医療への貢献を感じますし、まだ新しい治療分野ですので、医療従事者の方々へのトレーニングから携われる喜びも感じます。

川瀬:僕は自分自身が心臓の手術を経験しているので、「他人事ではない」という気持ちで取り組んでいます。実は心臓弁にシフトして仕事をやりたいと思い、メドトロニックに転職をした経緯があります。

岡部:それはすごく説得力があるよね。営業は医師と対峙しリクエストに答えることがやりがいだし、社会貢献度が高いことが誇りでもある。患者さんが自分達の製品で良くなったよ、と聞けるのがこの仕事の良いところだと思う。

川瀬:はい。5月に営業からフィールドマーケティングになり、製品普及のためのスポンサーセミナーなどを企画・運営していますが、営業経験が生きていますし、お二人にも協力いただきありがたいです。ストラクチャルハートにこの専門セクションがなかったので、立ち上げメンバーになれてよかったと思っています。

岡部:自分も営業としては長いけれど、マネジャーになったのは川瀬さんと同じ5月から。医師からの質問やお問い合わせに対するデータの分析などは得意だけど、マネジャーとしては初心者。同行やミーティングを通して、誰がどんな営業をしているか、どんな医師がいらっしゃるか、一通り分かるようにしたいと思って活動しています。新しいチャレンジ、頑張っていきましょうね。

仕事の難しさ、厳しさを感じたことは?

相山:自分の知識レベルが患者さんの健康に関わるのでしっかり勉強しなければならないというプレッシャーを感じる仕事ではあると思います。ただ、教育研修の充実と、先輩方が何かを聞いてもすごく丁寧に教えてくれるので強い安心感があります。

川瀬:分かないから聞かれるので、先輩としてはそれにきちんと応えたいと思っているんですよ。ストラクチャルハートは、業務外の様々なプロジェクトやコミュニティでも繋がっているから、色々な人に話しかけやすいですよね。

岡部:部門のメンバーが業務外でも繋がっていて、新しい取り組みもしているよね。

川瀬:メインの仕事を越えたコアチームが発案され、動いています。「製品のシェアを上げる」「手技のテクニックを突き詰める」「働きやすい環境を作る」などなど。手を挙げたメンバーが入るオープンコミュニケーションの環境が広がっているので、聞きやすい、連絡を取りやすいという雰囲気醸成の後押しになっていると思います。

相山:川瀬さんとは去年も「働きやすい環境を作る」コアチームで一緒でしたね。岡部さんは「我々の製品を使いやすい環境を作る」のコアチームですよね。私は、この取り組みによって営業以外の経験ができるのが大きなメリットだと思っています。

岡部:コアチームには「やりたい!」という熱意のある人たちが入ってくるので面白いし勉強にもなるね。

相山:はい。この会社に入社したらどういうスキルが身につくとか、どういう自分になれるのかということを、学生時代とても気にしていました。業務を越えた部分からも成長していける環境はメドトロニック、そしてストラクチャルハートの大きな特徴だと思います。

岡部:そういう環境のすべてを利用して、この会社で通用するスキルというより、どんな会社でも通用するポータブルスキルを身につけることが大切だよね。

相山:確かにそうかもしれないです。私は仕事を通して社会に貢献したいと思い、社会で大切なのが医療と教育と水だと聞き、大学で医療系の研究室にいたのでメドトロニックに応募しました。内定をもらった時すごく嬉しかったです!そして実際に活躍されている方は、目の前の人のために自分に何ができるか考えて行動されている。入社してすごく強く感じています。

川瀬:自分で手を挙げてみんなのために何かいいプロジェクトやろうという人が評価もされる。人に何かを与えると、結果自分にも返ってくる。そういう良い関係が継続されていく環境だと思います。

教育研修についても教えてください。

岡部:同業界の他社にいた時、メドトロニックのトレーニング、エデュケーションは物凄くしっかりしていると評判でした。実際エデュケーションチームはスペシャリスト集団で、ストラクチャルハートの部門でもどんどん進化していると思います。

川瀬:前職のMRの時は認定試験があって、その合格に向け半年間、給料をもらって合宿生活でした。メドトロニックは制度としてとても充実していますが、受け身ではなくて、自分から取りに行って学ぶスタイルですね。

相山:最初の1年間は研修期間みたいな感じでした。座学の研修が3カ月あって、その後OJTトレーニングでした。メンター制度もあったのですが、幅広くチームの先輩にもチーム外の先輩方にも同行しました。

SH 社員座談会で話している岡部さん

会社の多様性について思うことは?

SH 社員座談会で話している川瀬さん

川瀬:僕は心臓疾患があり、2014年に弁を変える手術をしました。今は薬と定期的な検査を行う以外は健康な人と何も変わりませんが、もちろん入社する時には診断書を提出しました。病があっても安心して働ける制度や環境が整っていると感じています。

岡部:手術を経験しているとなれば、顧客である医師からすごく興味を持たれるのでは?

川瀬:それはもちろん!あくまでも私個人の意見ではありますが、患者さんの立場としても話が出来るので説得力があると思います! 

相山:1週間有給を取って、海外旅行に行かれる先輩も多いですよね。国内の大型連休を外して休暇を取れるのは色々とメリットが大きいと思います。また、有給休暇を消化してないと上司から「なぜ取らないの?」と聞かれるのには驚きました。

川瀬:日常的な働き方もそうですよね。リモートワーク、直行直帰が基本なので、外に出る日、出ない日を決めて仕事をする。僕が家で仕事をすれば、妻が外出もできますから、仕事も家庭生活も非常にやりやすくなっています。

岡部:その辺、特にコロナ禍を経てドラスティックに変わりましたね。僕は外に出たいタイプ、会社に行きたいタイプだけど、それぞれ本当に自由に働いて成果をあげていると思います。

メドトロニックに入社してよかったと思うことは?

川瀬:前職では有休取得の相談を持ち掛けるのに多少気を遣いました。MRの資格取得に向けた教育など徹底したサポートはありましたが、自分としてはフラストレーションを感じるところも多々ありました。例えば年収はそれなりですが飛び級もそれほどない。担当施設にたまたまKOL(キーオピニオンリーダー)と呼ばれる権威ある医師がいらっしゃったおかげで、その取引において評価される。そういう環境からは抜け出してキャリアを磨きたいと思ったのです。個々の顧客、セールス個々人の動きのみでなく、もっと大きなコミュニティで、どういう仕組みを作ったらシェアが上がっていくのか考え進む。そういう仕事をしたいなと思ってメドトロニックに来ました。今、一つの通過点としてそれができる部門にいられるのは大きいです。

相山:多分、他社と比べたら「先輩後輩の関係が厳密でない」と感じています。部門長は他社でいうと事業部長、執行役員のような方々ですよね。私たちは「さん付け」で呼びますし、直接電話でお話もします。オフィスで会ったら挨拶して軽くお話ししたりもします。すぐ上の先輩となったらもっともっとフランクです。

川瀬:モチベーションの高い人、熱い人、やる気のある人には、上下とか年齢とか関係なく、同じ仲間として温かいし、すごくサポートしてくれるっていうことだと思います。

相山:採用の最終面接官は部門長の俣野さんで、最終的なポイントは「熱意のある人」とおっしゃっていました。やはりそこが大事ですね。

ストラクチャルハート、部門としてのこれからの展開は?

岡部:本社業務は女性がたくさん活躍していますが、営業は男性が多く、女性はまだ少ないです。ぜひ男女問わず、医療分野で頑張ってみたいという仲間をお待ちしています!

川瀬:もうすでに手術で胸を開けなくてもできる手術はどんどん増えていますし、今後この分野はますます、急速に発展していくと思います。部門の成長する楽しさ、10年後、20年後の市場を見越したワクワクするような仕事を、これから入社される新しい多くの仲間とも共有したいです。

相山:新しい製品を持っていると営業活動のプラスにもなり、まだお会いしたことがない新しい施設にもアプローチしていけます。そしてそこで医師に頼られ、また医師と共に学びながら歩む形で、患者さんの健康回復に貢献していきたいです。メドトロニックの中でも成長途中で大きな可能性を秘めたストラクチャルハート。重要ポストも増えるであろうこの部門の成長と共に、私も成長していきたいと思います。

メドトロニック本社の会議室で笑顔の SH 社員座談会への参加メンバー

部門リーダー 俣野大輔 からのメッセージ

メドトロニック本社のカフェで笑顔の SH(ストラクチャルハート)俣野さん

プロフィール

俣野大輔
ストラクチャルハート シニアビジネスダイレクター

2001年入社。営業、支店長、エデュケーションマネジャー、マーケティングマネジャーを経験後、渡米。1年半マーケティングを経験し帰国。2020年より現職。

「メドトロニックのミッションを全うし、患者さん第一の考えで新しい低侵襲治療の製品を広げる」

私たちの部門、ストラクチャルハートは、この考えを重要視して活動しています。経カテーテル的大動脈弁置換(TAVR)と経カテーテル肺動脈弁システム(TPV)を肺動脈弁や大動脈弁など心臓の弁の疾患をお持ちの方に低侵襲での弁置換を行い、治療後日常生活を普通に過ごせるよう医師を通してサポートをさせて頂くことを使命と考えております。

メドトロニックは、1949年にメドトロニックの共同創設者であるアール バッケンが米国のミネソタ州で事業をスタートしました。1959年にはメドトロニックの製品を使用された患者さんや医師たちが本社に来社し、私たちの製品がどのようにしてそれぞれの患者さんに貢献できているのかを話してくださる「ホリデープログラム」をスタートしました。これは、私たちのミッションができた1960年の一年前の出来事です。このイベントは、ミッションの制定に大きな影響を与えたプログラムの一つであると思います。

「人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばす」という患者さんを第一と考えたミッション第1条を含め、私たちのミッションは変わることはありません。

私たちは、医療従事者を通してミッションを実現する、日本の医療に貢献する、目の前の患者さんの健康を回復する、患者さんのご家族にも明るく元気になって欲しい、そんな熱い思いを持った仲間が、日々の業務に取り組んでおります。

私たちの部門でお付き合いする医療従事者の多くは、  30代~40代という比較的若い層、新しい手技やエビデンスを一緒に勉強して行こうという友好的で熱心な方が多いです。私たちは、新しい治療や製品を広め、新しいマーケットを作っていくということをチームで実現しています。

私たちは、医師に手技のトレーニング、新しい情報提供、手技のサポートを行います。これにより、私たちの製品を安全に使用頂くことが可能になっています。治療後医師から感謝と共に、患者さんが日常の生活に戻ったことや、心機能が回復したことを伺うことができ、非常にモチベーション高く仕事をすることができます。

また、現在製品の安全性・有効性を証明するための大規模スタディの結果が多く論文発表されており、カテーテルの低侵襲の弁治療は今後ますます大きくなることが見込まれております。その仕事を担って頂くことは非常にやりがいがあり、エキサイティングな経験ができ、大きく自分自身を成長させてくれることができると思います。

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