重症心不全
治療機器と共に
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こちらは、国内の医療従事者の方を対象に製品等の情報を提供することを目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんので、ご了承ください。
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治療機器と共に
植込み型補助人工心臓の治療を受けた方は、入院当初の症状の改善を実感し、術後数週間かけて少しずつ回復し、QOL(日常生活の質)の向上や社会復帰が期待できます。
機器の植込み後は、取り扱い方法、日常生活の注意点、ドライブライン出口部位の管理方法、緊急時の対処法などについて医療従事者より説明を受け、退院後は日常生活に戻ることができます。
機器が植え込まれ、手術から回復された後には、医師の指示どおりに定期受診し、お身体の診察と機器の点検をします。必要に応じて、薬物療法や機器の設定変更などをします。
植込み型補助人工心臓により、全身状態が改善し、心不全症状の回復が期待できます。一方で、発熱、頭痛、めまい、疲労感などの症状が起こる可能性があります。症状の現れ方は人によって異なります。また、この他の症状が合併症として現れる場合もあります。そのため、体調がいつもと異なる場合は、すぐに担当医へお知らせください。
手術後の日常生活においては以下の注意点があります。
血液をサラサラにする薬(抗凝固薬や抗血小板薬)の服用が必要となります。医師の指示どおりに薬の服用をすると共に出血に注意が必要です。
静電気を起こしやすい素材や電気機器の近くでは機器の取り扱いに注意が必要です。
植え込まれたポンプを駆動させるために、ドライブラインを通じてコントローラとバッテリーが接続されています。以下の周辺機器は日常点検とケアが必要となります。
体内のポンプと体外のコントローラはドライブラインで繋がれています。ドライブラインの出口周囲の皮膚の清潔を保つために適切なケアが必要となります。また、ドライブラインを引っ張ったり、物に引っ掛けたりしないように気を付ける必要があります。
植込み型補助人工心臓IDカードには、お名前、補助人工心臓が植え込まれていることが明記され、緊急時の担当医への連絡先や救急隊が必要とする情報が書かれているため、常に持参してください。
喫煙している場合、禁煙する必要があります。
アルコールの摂取は禁止されています。
きわめて高温、またはきわめて低温の気温での活動は避けてください。
日常生活上の具体的な注意点は医師の指示に従ってください。
免責事項
本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。