重症心不全
疾患の概要
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疾患の概要
心不全とは、心臓が全身に十分な血液を送り出せなくなった状態をいいます。心不全が起こると、肺や下肢、その他全身の組織に水分がたまり、呼吸困難や浮腫をきたします。
心不全の治療として有効性が確立している全ての治療(薬物治療、非薬物療法)が実施あるいは検討されたにも関わらず、症状が改善されず、心不全による高度な身体活動の制限がある場合(治療抵抗性心不全ステージ)を重症心不全といいます。
心不全の重症度をあらわすものとしてよく使われるのが「NYHA(ニューヨーク心臓協会)心機能分類」です。日常の生活動作(労作)で、症状(呼吸困難、疲労感、動悸、胸の痛み等)が現れるかどうかでクラス分けされています。
NYHA(ニューヨーク心臓協会)心機能分類
一般的な心不全の原因には、以下のようなものがあります。
心不全の初期段階では、症状がまったく現れない場合があります。また、心不全の症状は常に現れるとは限らないため、心不全による疲労や息切れといった症状を、加齢によるものだと思っておられる患者さんもいます。
一方、心不全の症状がはっきりと現れることもあります。心臓がポンプ機能を果たせなくなり、体や臓器(腎臓や脳など)に血液を十分に供給できなくなることで、以下のようなさまざまな症状が現れます。
心不全の発症を正確に予測することはできませんが、以下に当てはまる場合、心不全を発症するリスクが高くなります。
心不全の診断や病状の進行具合の評価は医師が行います。医師は、患者さんの病歴や、ご家族の病歴、生活習慣などを確認します。また、心臓や、肺、腹部、足などを検査し、心不全の徴候が現れていないかどうかを確認します。
心不全の検査には、次のようなものがあります。
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