Your browser is out of date

With an updated browser, you will have a better Medtronic website experience. Update my browser now.

×

Skip to main content

脊柱側弯症

治療について

脊柱側弯症の治療

脊柱側弯症における治療法や、手術療法について説明します。

経過観察

側弯症の弯曲が緩やかな場合は経過観察とします。そのまま骨の成長が止まり、それにあわせて側弯の進行が止まる場合もありますし、さらに進行することもあります。経過観察を行うにあたって、定期的な検査が必要となります。

装具療法

側弯が進行し、さらに身体が成長中であれば装具療法が行われます。側弯を矯正した状態で装具を装着し、側弯を改善し、進行を止めることを目的とします。骨の成長が止まったと診断された後、主治医の指導のもとに装具を徐々に外していきます。

脊柱側弯症に対する手術療法

脊柱側弯症における手術療法について説明します。装具療法の効果が出ず、脊柱の弯曲がさらに進行した場合には手術によって側弯を矯正します。

脊柱側弯症に対する矯正固定術

脊柱側弯症に対する手術療法は、側弯の種類や程度に応じて脊椎の前方側(腹側部)から手術するか、後方側(背中側)から手術するかに分けられます。代表的な方法は脊椎の後方側(背中側)から手術する方法です。脊椎にインプラントと呼ばれるスクリュー(ねじ)やフック、ワイヤーを設置します。その後、これらをロッド(棒)で連結し、弯曲した脊柱を矯正します。インプラントを設置した範囲に骨盤から採った骨を置き、脊柱を矯正した状態で骨癒合(こつゆごう)を図ることが手術療法において行われます。ただし、側弯を矯正する代わりにある程度、脊柱の可動性が失われます。

脊柱側弯症において弯曲している部分の脊椎は、左右に曲がるだけでなく、ねじれていますので、手術療法においてこのねじれを矯正するという三次元的な操作も必要となります。

脊柱側弯症に対する手術療法に伴う合併症

危険の伴わない手術はありません。脊椎の手術においても、最大限の注意を払って最善の治療を施しても避けることが出来ない合併症は、起こる可能性があります。

以下が脊柱側弯症の手術療法における代表的な合併症です。

  • 術後の切開部の痛み
  • 腹部の大血管の損傷による術中の大出血
  • 神経損傷、もしくは側弯の矯正による神経の麻痺
  • 術後の肺機能の低下
  • インプラントの破損、移動、変形
  • 脊椎固定術を行った脊椎や隣接する脊椎に対する弯曲の進行
  • 脊椎固定術に伴う脊椎部の可動性の低下
  • 骨癒合不全(こつゆごうふぜん)
  • その他の稀な合併症として深部静脈血栓症、肺炎などの感染症などが生じることがあります。

※発生頻度等詳しい情報につきましては主治医にご確認ください。

 

本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。