水頭症
治療機器
Your browser is out of date
With an updated browser, you will have a better Medtronic website experience. Update my browser now.
こちらは、国内の医療従事者の方を対象に製品等の情報を提供することを目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんので、ご了承ください。
あなたは医療従事者ですか?
治療機器
通常のシャントは、過剰な脳脊髄液を脳室から体内の別の場所へ流すための2本のカテーテルと1個のバルブで構成されていて、水頭症の患者さんの症状を継続的に緩和します。シャント手術は数時間かかります。
通常のシャントは、2本のカテーテルと1個の一方向バルブで構成されています。シャントは、過剰な脳脊髄液が体内の別の場所へ流れていくようにします。
シャントは、50年以上にわたって水頭症治療に使われています。シャントを使って、過剰な脳脊髄液が体内の別の場所へ流れるようにすることができます。
通常のシャントは、2本のカテーテルと1個の一方向バルブで構成されています。バルブは、脳室外の脳脊髄液の量、流れの方向、圧力を調節します。
脳内の脳脊髄液圧が高くなると、バルブを通じて、過剰な脳脊髄液が下流の空洞へと流れます。
通常、脳脊髄液は次の種類のシャントを使って排出します。
各種のシャントバルブがあります。最も一般的なものは次の2つです。
固定式バルブと可変式バルブには、サイフォンコントロールデバイスという形態の過剰流出防止機能を付けることができます。患者さんが立った状態のとき、重力の影響で流れ出る脳脊髄液の量が多くなってしまうことがあります。サイフォンコントロールデバイスの目的は、こうした過剰な流出を最小限に抑えることです。
主治医は患者さんの水頭症の種類やその他の医学的な状態に基づいてバルブを選びます。
バルブには、色々な目的に使えるリザーバーが付いたものがあります。リザーバー内の液体を押し出すことにより、医師はシャント機能をテストすることができます。また、検体検査用の脳脊髄液サンプルを採取することも可能です。
シャント機能テストのためのリザーバーポンピング
検体検査用の脳脊髄液サンプル採取
非交通性(閉塞性)水頭症の治療では、カテーテルを1本脳室に挿入しなければなりません。交通性(非閉塞性)水頭症の場合は、脳脊髄液は脳室から、または腰椎部から体内の別の空洞(通常は腹腔)へ流れるようにします。
水頭症が完治させる方法はありませんが、シャントを留置して、過剰な脳脊髄液を脳から抜くという治療法があります。
水頭症の患者さんは、シャントによって充実した活動的な生活を享受できるようになる可能性があります。しかし、他の手術と同じようにシャント術にもある程度のリスクが伴います。
シャントを使えば治療はできますが、完治は難しく生涯にわたる疾患です。
シャントは、脳脊髄液の流れを脳室や脊椎から体内の別の場所へと迂回させます。この方法により、水頭症の症状を緩和します。
シャントで次の治療を行います。
シャント術に伴う最も一般的な合併症は、シャント閉塞、感染症、脳脊髄液の過剰流出です。
シャント閉塞は、シャント術の最も一般的な合併症です。シャントのどの部分であっても閉塞が起こることがあり、閉塞すると頭蓋内圧上昇の徴候・症状が現れます。症状は、閉塞の程度と患者さんの年齢に応じて変わります。
シャント閉塞の症状には次のようなものがあります。
水頭症の患者さんが混乱状態になった、反応が鈍くなった、または昏睡状態になった場合は、緊急入院が必要であると考えられます。主治医が閉塞の状態を調べるための検査を行い、シャントの閉塞部分の除去や交換が行われます。
感染症はあらゆる外科手術、特にシャントのような異物を入れる場合に伴うリスクの1つです。感染症を治療せずに放置すると、手術創が開いてしまったり、悪寒や高熱を伴う全身感染性の原因となったりします。
通常、感染症が生じた場合はシャントの除去が必要になります。場合によっては、シャントを除去しなくても、強力な抗生物質療法によって感染症を抑制することができることもあります。
感染症の症状には、創部やシャントの経路に沿った部位の異常な発赤や腫れなどがあります。
過剰流出は一般に、患者さんが立っているときに重力の影響で脳室から過剰な量の脳脊髄液が流れ出て起こります。
過剰流出の症状には次のようなものがあります。
本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。