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腰下肢痛

疾患の概要

腰下肢痛について

脊椎疾患などにより神経が圧迫されると、腰痛だけでなく、足にかけても痛み(下肢痛)が慢性的に生じることがあります。一般的には、「坐骨神経痛」と診断されることがあり、また、神経根という部分を圧迫していることから「神経根障害」と呼ばれることもあります。腰や足の痛みが慢性的になり、薬や神経ブロックなどの治療でも生活に支障をきたすようであれば、脊髄刺激療法を検討されることがあります。

定義

腰下肢痛は、腰や足に感じると表現される痛みです。痛みはほとんどの場合、腰の辺りにありますが、太もも、ふくらはぎ、足先にまで広がることがあります。

原因

腰下肢痛を引き起こす原因となる疾患は次のとおりです。

  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 椎間板ヘルニア
  • 変形性腰椎症
  • 癒着性くも膜炎
  • 腰椎多数回手術(MOB)
  • FBSS

症状

腰下肢痛の症状は、軽度だと不快感だけの場合もあれば、重度になると激痛や機能不全を生じることがあります。安静にしているときは痛みがなくても、しばらく歩くと痛みが生じて歩くことができなくなるといった「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」という症状が現れることもあります。この場合、少し休んだり、前かがみになることで痛みが治まることがあります。また、痛みは、ナイフで刺されたような鋭い痛み、焼けるような感覚、鈍い筋肉痛として感じることがあります。疼痛部分を触ると圧痛やヒリヒリした感じがして、動くと痛みが増すことがあります。

診断

6か月以上痛みが続く場合は、医師の診察を受けてください。

本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。