リウマチ性脊椎炎
疾患の概要
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疾患の概要
リウマチ性脊椎炎にいたる原因や、その症状及び診断方法について説明します。
手指などの関節に障害が発生する関節リウマチは、自己免疫疾患の一つとされ、多くは女性に発症します。中でも脊椎で発生するのがリウマチ性脊椎炎で、関節リウマチの進行した人や関節リウマチ罹患(りかん)期間の長い患者さんに発症しやすいようです。リウマチ性脊椎炎は、脊椎のなかでも頭部を支える環椎(かんつい、第1頚椎のこと)と軸椎(じくつい、第2頚椎のこと)に最も多く起こります。この環椎と軸椎は靭帯でつながっていますが、関節の変形により、靭帯がゆるんで環椎がずれ、亜脱臼(あだっきゅう)が起きます。
関節リウマチの原因は今のところ不明です。
環椎と軸椎の近辺にある、手足に行く神経が圧迫されると手足のしびれや麻痺を生じます。また環椎と軸椎の近辺には呼吸に関与する中枢神経があり、ここを圧迫されると呼吸障害が発生します。
初期の症状として以下のような症状が現れます。
環椎と軸椎との間の亜脱臼により神経が圧迫されたときの症状として、
※関節リウマチの環軸椎亜脱臼には水平亜脱臼、垂直亜脱臼があり、症状も異なります。詳しくは主治医にご確認ください。
リウマチ性脊椎炎の場合は後頭部のひどい痛みや、手足のしびれが見られたら、頚椎部分のレントゲン撮影を行い、必要に応じてMRIの撮影を行って診断します。さらに血液の検査もリウマチの炎症の程度を知る上で役に立つ検査です。
本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。