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サマリ

今回、天理よろづ相談所病院 石井久成先生より、経大腿動脈TAVI(Transfemoral TAVI:TF-TAVI)における下肢rSO2モニタリングについてご紹介いただきます。INVOS™ 5100C システム(以下INVOS™)は近赤外線を使ってrSO2を経時的に測定する装置で、主に心臓外科の開心術において、前額部にプローブを貼付して局所(センサ直下)の酸素需給バランスの変化をとらえ局所の灌流状態や代謝を評価するためのモニタです。脳以外でも大腿動静脈カニュレーションによる経皮的心肺補助装置が装着された患者や、ロボット補助下内視鏡的心臓手術患者の下肢にプローブを貼付して、血流を監視し下肢虚血の早期発見に役立てられており、応用が広がりつつあります。本稿では、石井先生の下肢rSO2モニタの使用経験をもとに、その有用性をご検討いただきます。

販売名: INVOS 5100C システム
医療機器承認番号: 30100BZX00181000