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CLINICAL OUTCOMES IN.PACT Admiral Drug-Coated Balloon

IN.PACT SFA試験

IN.PACT SFA試験は、浅大腿動脈および/または近位膝窩動脈の病変に対するIN.PACT Admiral DCBを用いた前向き、多施設共同、単盲検、無作為化試験です。

 

一次開存率のアウトカム

IN.PACT Admiral DCBを用いた治療を受けた患者さんでは、PTAと比較して一次開存率*1 が有位に高く、再血行再建施行率(CD-TLR)*²が有位に低いことが確認されました。

 

Durable Patency Outcomes for IN.PACT Admiral DCB

*¹  一次開存率:臨床所見に基づくTLR回避+DUSに基づきPSVR2.4以下と定義した再狭窄の回避率。Kaplan-Meier生存分析に基づいて報告された有効性の主要評価項目。

*² CD-TLR:独立した臨床イベント判定委員会が盲検化した上で臨床所見に基づくTLRで、その定義は、症状が認められるか、ABI/TBIの手技後のベースラインの値から20%以上または0.15超低下している場合に、標的病変の再血行再建を施行した割合である。

 

低い再血行再建施行率

3年後のIN.PACT Admiral DCBの再血行再建施行率は15.2%と低く、PTA対照群の
半分でした。*

標的病変再血行再建施行率(CD-TLR):

•     1年後:DCB2.4% vs. PTA群20.6%

•     2年後:DCB9.1% vs. PTA群28.3%

•     3年後:DCB15.2% vs. PTA群31.1%

 

* CD-TLR:独立した臨床イベント判定委員会が盲検化した上で臨床所見に基づくTLRで、その定義は、症状が認められるか、ABI/TBIの手技後のベースラインの値から20%以上または0.15超低下している場合に、標的病変の再血行再建を施行した割合である。

 

3年後の安全性に関する結果

IN.PACT Admiral
(n = 220)
PTA
(n = 111)
p-value¹

Primary Safety Composite*

81.2% (160/197)

64.1% (66/103)

< 0.001

30-day Device&Procedure-related Death

0.0% (0/197)

0.0% (0/103)

N/A

Major Target Limb Amputation

0.0% (0/197)

0.0% (0/103)

N/A

Thrombosis

2.0% (4/197)

4.9% (5/103)

0.283

*  30日後の機器および手技に関連した死亡の回避、ならびに36ヵ月以内の標的下肢の大切断および臨床所見に基づくTVRの回避。

1 値は%(n/N)。 *p値は優越性に関するFisherの正確検定に基づく(有意水準0.05)

 

臨床試験の概要

pdf IN.PACT SFA試験サマリー (.pdf)

3年後の評価では、一次開存率、臨床所見に基づく標的病変に対する血行再建(CD-TLR)の回避率、主要有害イベントを検討した。

617KB

pdf IN.PACT SFA JAPAN試験サマリー (.pdf)

1年後の評価では、一次開存率、臨床所見に基づく標的病変に対する血行再建(CD-TLR)の回避率、主要有害イベントを検討した。

607KB

IN.PACT GLOBAL試験

IN.PACT Global試験は、IN.PACT Admiral DCBの安全性および有効性を実臨床の患者集団で確認しており、IN.PACT SFA試験と同様に一貫した良好なアウトカムを示しています。

 

試験デザイン

IN.PACT Global: Study Design

1  Syntactx Clinical Events Committee,  New York, NY, US

2  VasCore DUS Core Lab, Boston, MA, US

3  SynvaCor Angiographic Core Lab, Springfield, IL, US

 

IN.PACT Global試験:試験の構成*

下図にはIN.PACT Global臨床コホートを構成するITT集団の1406例のアウトカムデータが
含まれます。

*  IN.PACT Global  Study Architecture、Jaff,M. VIVA2016

 

IN.PACT Global: Study Architecture

*  ITT集団の1406例はIN.PACT Global臨床コホートからなる。

1  主要評価項目CD-TLRは、独立した臨床イベント判定委員会が盲検化した上で判定した臨床所見に基づくTLRで、その定義は、症状が認められるか、ABI/TBIの手技後のベースライン値から20%以上または0.15超低下している場合に、標的病変の再血行再建を施行した割合である。

2  主要評価項目は、臨床所見に基づくTLR回避+DUSに基づきPSVR2.4以下と定義した再狭窄回避率。Kaplan-Meier生存分析に基づいて報告された有効性である。

 

 

ISR、Long lesionは20㎝以上、10㎝以上のCTOへの使用は本邦未承認

臨床コホート主要評価項目:

12か月後の再血行再建術(CD-TLR)の回避*

 

IN.PACT global clinical cohort: Primary endpoint: freedom from CD-TLR through 1 year

1  Number at riskは、30日ごとの期間の開始時点における評価可能例数を表す。

 IN.PACT Global 試験臨床コホート全体の12か月後までの再血行再建術(CD-TLR)、Jaff,M. VIVA2016

 

持続的なアウトカム

  N = 1406 例

Clinically-Driven TLR*

7.5% (98/1311)

Any TLR†

7.8% (102/1311)

Primary Sustained Clinical Improvement**

80.6% (953/1183)

 

* 標的病変でのインターベンション再施行率に基づき、症状が認められるか、ABI/TBIの手技後のベースライン値から20%超または0.15超低下していることによる治療割付けに関して盲検化された独立した臨床イベント判定委員会が判定した臨床所見に基づくTLR。

† 全TLRには臨床所見に基づくTLR、偶発的TLR、Duplex超音波検査に基づくTLRが含まれる。

** 主要な持続的臨床アウトカムは、12ヵ月後の標的下肢切断の回避、標的血管血行再建術の回避、Rutherford分類の上昇の回避と定義された。

 

1年後の安全性のアウトカム

  N = 1406 例

Primary Safety Composite*

92.1% (1207/1311)

Major Adverse Events†

12.0% (157/1311)

All-cause Death

3.5% (46/1311)

Device&Procedure-related Death(30day)

0.2% (3/1394)

CD-TVR

8.1% (106/1311)

Major Target Limb Amputaiton

0.2% (3/1311)

Thrombosis

2.9% (38/1311)

*  30日後の機器および手技に関連した死亡の回避、ならびに36カ月以内の標的下肢の大切断および臨床所見に基づくTVRの回避。

†  主要有害イベント(MAE)は360日後の全死亡、臨床所見に基づくTVR、標的下肢の
大切断、標的病変部位の血栓症と定義される。

 

IN.PACT GLOBAL臨床コホートの12ヵ月後のアウトカムの比較*

 
IN.PACT SFA試験
(DCB群)
(N=220)

IN.PACT Global試験
臨床コホート

(N=1406)

Lesion Length(Mean±SD、cm) 8.94 ± 4.89 12.09 ± 9.54
Primary Patency
(KM@360days)

87.5%

N/A
CD-TLR

2.4%

7.5%

Thrombosis 1.4% 2.9%
Major Amputation Target Limb 0.0% 0.2%

* IN.PACT Global 試験臨床コホート全体の12か月後までのアウトカム比較、Jaff,M. VIVA2016

CLINICAL PROGRAM DESIGN

IN.PACT SFA試験とIN.PACT Global試験

•   IN.PACT SFA試験は、IN.PACT Admiral DCB の安全性および有効性を標準PTAと

比較して評価したレベル1の臨床的エビデンスです。

•   IN.PACT Global試験は、大腿膝窩動脈の血行再建術について、その治療効果と安全性を実臨床において評価したものです。

 

相補的な試験デザイン

 

IN.PACT SFA

IN.PACT Global

試験の種類

無作為化比較ピボタル試験

前向き

多施設共同

単盲検

単一群試験

前向き

多施設共同

主要評価項目

有効性:一次開存率*

安全性:安全性の複合評価項目†

有効性:CD-TLR回避率(全被験者)

一次開存率(画像検査コホート)

安全性:安全性の複合評価項目†

厳密さ・品質

独立した臨床イベント判定委員会

独立したコアラボによる判定

外部モニタリング

症例数

331例

・DCB群220例 (解析対象204例)

1535例

・新規ステント内再狭窄(ISR)

 サブセット 131例

・長病変サブセット 157例

・慢性完全閉塞(CTO)

 サブセット 126例

施設数と地域

57施設

(米国+EU)

67施設

(中南米+EU+中東+アジア)

主な適格基準

18 cm以下の単独病変、10 cm以下のCTO

TASC分類A~C

SFA+近位膝窩動脈

ISRなし、Ca++

2 cm以上の単独病変または多発性病変

TASCの全分類

SFA+膝窩動脈全体

ISR、Ca++、CTO

* 12ヵ月後のCD-TLRおよびDUSに基づく再狭窄(PSVR 2.4以下)の回避。

† 30日後の機器および手技に関連した死亡の回避、ならびに12ヵ月後の標的下肢の大切断
およびCD-TVRの回避の複合評価項目。

‡ 独立した臨床イベント判定委員会が盲検化した上で判定した臨床所見に基づくTLRで、その定義は、症状が認められるか、ABI/TBIの手技後のベースライン値からの20%以上または0.15超低下している場合に、標的病変の再血行再建を施行した割合である。