概要

Shiley™テーパーガード™小児用気管チューブ

小さな患者さんのニーズを満たし、安全域を改善することを目的としてデザインされています。

  • TaperGuard™カフ
  • カフ付きチューブにおけるマーフィーアイ“なし”
  • フーデッドチップ
  • DEHPフリー

販売名 Shiley小児用気管チューブ
医療機器認証番号 230AABZX00008000

製品カタログ

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特長

TaperGuard™カフ

従来の樽型カフと比較して、カフ膜が薄く、テーパー型、低圧のTaperGuard™カフは1) 2)

  • カフ収縮時のかさばりが小さく、挿入時の声帯通過を容易にすることが期待されます。
  • カフを膨張するために必要なエアー容量が少なくて済みます。
  • シーリング性向上・誤嚥の減少が期待できます

低圧カフは、抜管後合併症の発生率についてカフのないチューブと比較して同様に低いことが報告されています。

特長

カフ付きチューブにおける
マーフィーアイ“なし”

小児患者における気管チューブ留置は、気管領域の解剖学的な短さのため、誤差許容は小さいといえます。遠位先端に位置するマーフィーアイは、より小さな気管チューブにカフを装着する際には課題となりえます。カフ設置位置が高すぎると、チューブの誤った位置への留置や気管損傷につながる可能性があります。
カフ付きのShiley™テーパーガード™小児用気管チューブでは、マーフィーアイのないデザインを採用し、留置安全域を下記のように改善しています。

  • TaperGuard™カフをチューブ先端に近い位置に配置できるようにし、カフが確実に気管内に留置されるようにする
  • カフが喉頭壁を圧迫するのを防ぐ
  • 予期せぬ気管支への挿入リスクを軽減
特長

フーデッドチップ

標準的なETTは、フラットで開先が傾斜しています。
Shiley™テーパーガード™小児用気管チューブの内径2.5mm及び3.0mmは、小児の気道をさらに保護するためのフーデッドチップを備えています。
フーデッドチップは、二段階に及ぶ成形段階を介し、斜めになったチューブ先端を丸めるように形成されます。フード状の先端が丸く斜めになっていることで、チューブが声帯を通過しやすくなり、挿管時の外傷を軽減することが期待されます。

  • 1)Lichtenthal PR. Proc Am Soc Anesth Annual Meeting; 2011.

  • 2)Lichtenthal PR, et al. Br J Anaesth. 2011;107(5):821-2. PMID:21997161