小さな患者さんのニーズを満たし、安全域を改善することを目的としてデザインされています。
販売名 Shiley小児用気管チューブ
医療機器認証番号 230AABZX00008000
従来の樽型カフと比較して、カフ膜が薄く、テーパー型、低圧のTaperGuard™カフは1) 2)
低圧カフは、抜管後合併症の発生率についてカフのないチューブと比較して同様に低いことが報告されています。
小児患者における気管チューブ留置は、気管領域の解剖学的な短さのため、誤差許容は小さいといえます。遠位先端に位置するマーフィーアイは、より小さな気管チューブにカフを装着する際には課題となりえます。カフ設置位置が高すぎると、チューブの誤った位置への留置や気管損傷につながる可能性があります。
カフ付きのShiley™テーパーガード™小児用気管チューブでは、マーフィーアイのないデザインを採用し、留置安全域を下記のように改善しています。
標準的なETTは、フラットで開先が傾斜しています。
Shiley™テーパーガード™小児用気管チューブの内径2.5mm及び3.0mmは、小児の気道をさらに保護するためのフーデッドチップを備えています。
フーデッドチップは、二段階に及ぶ成形段階を介し、斜めになったチューブ先端を丸めるように形成されます。フード状の先端が丸く斜めになっていることで、チューブが声帯を通過しやすくなり、挿管時の外傷を軽減することが期待されます。
1)Lichtenthal PR. Proc Am Soc Anesth Annual Meeting; 2011.
2)Lichtenthal PR, et al. Br J Anaesth. 2011;107(5):821-2. PMID:21997161