サマリ   

上気道には、吸い込んだ空気に湿度と温度を与える加温加湿の役割があります。気管チューブや気管切開チューブが留置されている場合は、チューブを介して呼吸を行うため、加温加湿の役割を持つ上気道がバイパスされ、吸気が乾燥したままだと粘膜を乾燥させ粘膜損傷を起こし、また分泌物が乾燥することにより感染などが生じやすくなります。