急性期脳梗塞とその治療
監修
吉村 紳一先生
兵庫医科大学脳神経外科講座
主任教授 脳卒中センター長
吉村 紳一先生
兵庫医科大学脳神経外科講座
主任教授 脳卒中センター長
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脳梗塞とは脳の血管が突然つまって血流が途絶え、脳の細胞が死んでしまう病気です。早期に適切な治療を受けないと後遺症をきたしたり、死亡してしまう可能性があります。
脳梗塞には血管のつまり方によって、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の3種類があります。
脳は、部位によってつかさどる機能が決まっています。このため、血管がつまった部位によって症状が違います。また、左の脳は右半身を、右の脳は左半身を支配しているので、左の脳の血管がつまると右半身に、右の脳の血管がつまると左半身に障害が現れます。
脳梗塞は再発する可能性が高い病気です。10年間で50%の人が再発するというデータもあります。したがって、再発予防薬を規則的に内服するとともに、高血圧、糖尿病など、脳梗塞の危険因子をしっかりと管理しましょう。また下記に示すような脳梗塞の前兆に気づいたら、すぐに病院を受診して早期診断、早期治療を心がけましょう。
これらの症状はすぐに治まることもありますが、一旦つまった脳の血管が開通した可能性があり、大きな発作の前触れのこともあります。このため、そのまま放置せず、すぐに病院を受診するようにしましょう。
脳梗塞の再発を防ぐにはバランスのとれた食事、定期的な運動習慣、血圧管理や禁煙などが大切です。薬を飲んでいる場合は正しい服用も重要です。ご自身の生活が再発リスクを高めていないかどうか、生活習慣を一度見直してみましょう。また、リハビリを受ける場合は主治医や理学療法士の指示に従って、無理のない範囲で行いましょう。
本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。