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こちらは、国内の医療従事者の方を対象に製品等の情報を提供することを目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんので、ご了承ください。
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注)このリリースは、Medtronic plcがアイルランド(ダブリン)の現地時間2022年7月12日に発表したプレスリリースを日本の報道機関向けに翻訳したものです。英文プレスリリースは、こちらをご参照ください。なお、本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英文プレスリリースが優先します。
2022年7月20日
報道関係各位
2022年7月12日 – 本日、Medtronic plc(NYSE:MDT 以下、メドトロニック)は、冠動脈疾患(CAD)の診断・治療法の変革を目指すイスラエルのケファルサバに本社を置く非上場企業CathWorks と、戦略的パートナーシップに係る契約を締結したことを発表しました。
本契約の一環として、メドトロニックは最大7,500万ドルを出資し、CathWorksの製品が販売されている米国、欧州、日本において直ちに共同プロモーションを開始する予定です。また、別の契約の一環として、特定のマイルストーンが達成された際に、メドトロニックがCathWorksを買収できるオプションを取得することが含まれます。メドトロニックがこのオプションを行使しない選択をした場合、CathWorksはメドトロニックに対して買収を強制する権利を有します。この買収オプション契約は2027年7月まで有効であり、買収金額は最大5億8,500万ドルで、買収後 には未公表のアーンアウト(条件付き取得対価)が発生する可能性があります。メドトロニックは、2018年からCathWorksの少数株主持分を保有しています。
心筋血流予備量比(Fractional Flow Reserve: FFR)は、冠動脈狭窄の生理的影響を評価する診断技術であり、冠動脈疾患患者の管理における重要な意思決定プロセスのひとつです。FFRは確固たる臨床的エビデンス1に裏付けられた重要な診断ツールですが、従来のFFRはワイヤーおよび充血剤による刺激という侵襲的な測定を必要とする性質から、十分に活用されていませんでした。従来のFFRとは異なり、FFRangioシステムは人工知能(AI)と高度な計算科学を組み合わせ、通常の血管造影図(X線)から迅速かつ精度の高いFFR値を取得することができ、薬剤刺激や侵襲的圧ワイヤーを必要としません。
メドトロニックのカーディオバスキュラー ポートフォリオの一部であるコロナリー リーナルデナベーション シニアバイスプレジデント兼プレジデントのJason Weidmanは次のように述べています。「データとAIが可能にする技術は、ヘルスケアエコシステム全体において、ワークフローと患者さんのアウトカムの改善を促進することが示されています。特に循環器領域において、これらの新しい技術の進歩は、冠動脈疾患の患者さんの診断と治療を改善し進化させるための追加情報を得る機会を医師に提供します。CathWorksと提携し、FFRangioシステムを当社のお客様に提供できることをうれしく思います。私たちは、この技術の可能性を強く信じており、CathWorksとの関係を強化し、診断から治療まで、新しく革新的な技術とソリューションを提供することを目指します。」
FFRangioは、強固な臨床エビデンスを有し、優れた診断性能の実績があります。Journal of the American College of Cardiology (JACC): Cardiovascular Interventionsに掲載された臨床データによると、FFRangioシステムは診断精度93%、感度91%、特異度94%を示しました。2この非侵襲的な技術は、従来のFFRの分野を打開し、拡大させる可能性を持っています。従来のFFRは現在、約7億5,000万ドルの市場規模であり、二桁台前半の成長率を示しています。
CathWorks の代表取締役社長兼CEOであるRamin Mousaviは次のように述べています。「CathWorksは、FFRangioシステムをグローバルに展開するために最適なパートナーを探していました。メドトロニックはCathWorksにコマーシャルチームの強みをもたらすだけでなく、医療を革新するための新たな機会を定義し、投資してきたことに定評があります。メドトロニックと提携し我々の技術の利用を米国、日本、欧州で拡大することによる、今後の可能性に期待しています。」
【財務ハイライト】
共同プロモーション契約は、メドトロニックの2023会計年度のGAAPおよび調整後1株当たり利益に対して中立、それ以降は中立から増額となる見込みです。
【CathWorksについて】
CathWorksは、世界中の患者さんの生活を向上させることができるデジタルヘルスイノベーションのリーダーです。CathWorks FFRangioシステムは、人工知能と高度な計算科学を組み合わせ、心血管疾患の診断と治療の方法を変革します。FFRangioシステムは、通常の血管造影から生理学的情報を取得するための、薬物刺激や侵襲的圧ワイヤーを必要としません。このシステムは、すべての患者さんにとって実用的で、迅速かつ精度の高い冠動脈全体におけるFFR値を医師に提供します。CathWorksについての詳細はWebサイト www.cath.works および Twitterで @CathWorks、またはLinkedIn をご覧ください。
【メドトロニックについて】
大胆な思考。より大胆な行動。私たちはメドトロニックです。Medtronic plc(本社:アイルランド、ダブリン)は、ヘルスケアテクノロジーをグローバルにリードし、人類が直面している多くの困難な健康課題に積極的に取り組み、ソリューションを探し、見つけ出します。150ヵ国以上にまたがる情熱を持った9万人以上の従業員からなるグローバルなチームを団結させているのは、「人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばす」という私たちのミッションです。私たちは70以上の健康課題を治療する、心臓植込み型治療機器、手術支援ロボット、インスリンポンプ、外科用手術機器、患者モニタリングシステムなどの多様なテクノロジーと治療法を提供しています。
私たちは、多様な知識、飽くなき好奇心、そしてそれを必要とするすべての人を助けたいという思いを原動力に、革新的なテクノロジーで、1秒に2人の人々の生活を、毎時間、毎日、変え続けていきます。メドトロニックは、インサイト(洞察)に基づいた治療法の提供、人を第一に考えたエクスペリエンス、そして世の中により良いアウトカム(結果)をもたらすことに注力していきます。私たちは何ごとにもエンジニアのマインドを持って、想像を超えるものを創り出します。
メドトロニック(NYSE:MDT)についての詳細はWebサイト www.Medtronic.com およびTwitterで @Medtronic 、または LinkedIn をご覧ください。
なお、将来の業績見通しに関わるすべての記述は、メドトロニックが米国証券取引委員会に提出する定期報告書に記載されているようなリスクや不確定要素の影響を受ける場合があります。実際の業績は予想と異なる可能性があります。
Bernard De Bruyne, M.D., Ph.D., Nico H.J. Pijls, M.D., Ph.D., Bindu Kalesan, M.P.H., Emanuele Barbato, M.D., Ph.D., Pim A.L. Tonino, M.D., Ph.D., Zsolt Piroth, M.D., Nikola Jagic, M.D., Sven Möbius-Winkler, M.D., Gilles Rioufol, M.D., Ph.D., Nils Witt, M.D., Ph.D., Petr Kala, M.D., Philip MacCarthy, M.D., Thomas Engström, M.D., Keith G. Oldroyd, M.D., Kreton Mavromatis, M.D., Ganesh Manoharan, M.D., Peter Verlee, M.D., Ole Frobert, M.D., Nick Curzen, B.M., Ph.D., Jane B. Johnson, R.N., B.S.N., Peter Jüni, M.D., and William F. Fearon, M.D., for the FAME 2 Trial Investigators. Fractional Flow Reserve–Guided PCI versus Medical Therapy in stable coronary disease. The New England Journal of Medicine 2012; 367:991-1001DOI: 10.1056/NEJMoa1205361
Witberg G, De Bruyne B, Fearon WF, Achenbach S, Engstrom T, Matsuo H, et al. . Diagnostic performance of angiogram-derived fractional flow reserve: a pooled analysis of 5 prospective cohort studies. JACC Cardiovasc Interv. (2020) 13:488–97. 10.1016/j.jcin.2019.10.045