新型コロナウイルス(COVID-19) パンデミックへの対応

世界中の患者さんの治療を継続するために、医療従事者が必要とする人命を救う医療技術を提供する

2020年3月17日

この世界的なパンデミックに直面して、日夜を問わず患者さんを支援されている医師や看護師をはじめとする医療従事者のみなさまに敬意を表します。医療従事者のみなさまが治療に尽力されている間、メドトロニックも、その一助としてわたしたちの果たすべき役割で貢献しています。厳しい状況の中、わたしたちは命を救う医療技術へのアクセスを提供するために努力を続けています。

新型コロナウイルスのパンデミックが、患者さんや医療従事者のみなさま、そしてメドトロニックの社員に与える影響は、刻々と変化しています。

世界中のコミュニティが様々な形で新型コロナウイルスに影響を受けており、その地域に応じた独自の対応を必要としています。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中で混乱が起きていますが、この戦いの最前線で、メドトロニックの人工呼吸器、人工呼吸器フィルター、酸素療法関連機器、パルスオキシメータが医療従事者によって使用されています。これらの技術やその他の重要な医療技術は、新型コロナウイルスによって引き起こされる重症呼吸器疾患患者さんの生命の維持に役立っています。同時に、影響を受けている世界中の国々では、特定の医療処置の選択肢の減少と遅れが見られます。

メドトロニックは、この世界的な公衆衛生上の危機に対処する以下の支援対策をとっています。

■  メドトロニック製品へのアクセスの提供にフォーカス ニーズが多岐にわたる世界の150以上の国で可能な限り製品を提供するために、メドトロニックの社員は医療機関、サプライヤ、政府機関と継続的にコミュニケーションを行っています。メドトロニックの事業継続チームは、世界中の患者さんの命を救う製品を引き続き安全に製造・提供できるよう、取り組んでいます。世界中の医療機関でのニーズの高まりに応じて、人工呼吸器をできるだけ多く配備できるよう対応しています。

■  ヘルスケアパートナーのニーズをサポート 医療現場で業務にあたる社員は、技術サポートやトレーニングのため、ビデオチャットのような新しい方法で医療従事者のみなさまと協力し、感染を減らすためのあらゆる努力をしています。新型コロナウイルスから回復した患者さんの治療に使用する医療技術の導入支援など、社員が臨床現場での業務を継続する場合には、世界保健機関 (WHO)、米疫病管理センター (CDC)及び現地の医療機関の指導に従い安全を最優先しつつ、医師、看護師、医療チームを支援しています。また、患者さんや医療スタッフ、メドトロニック社員への感染を抑制するのに役立つリモートモニタリングも導入しています。

■  製品の寄贈とNGOへの支援 これまでに、メドトロニックとメドトロニック財団は、製品や資金の寄付を含め、世界中で行われている新型コロナウイルスに対する救援活動に120万ドルを寄付してきました。メドトロニック財団は他の非営利団体と緊密に協力して、助成金を集める活動を通してコミュニティの医療ニーズに資金を提供しており、近日中に更なる支援とボランティア活動の取り組みを発表する予定です。

■  新型コロナウイルスの拡散を防ぐため、社員のテレワーク推進や安全対策を強化 テレワークが可能な社員については、全世界でテレワークでの働き方にシフトしています。また、製造・流通などの業務においては、消毒・清掃の強化を行うとともに、社会距離戦略や定期的な手洗い等の衛生対策を実施しています。

■  社員へのリソースとサポートの提供 世界中の社員をサポートするために、テレワーク制度やその他のリソースを提供しています。

メドトロニックは、医療技術を通じて人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばすことで人類の福祉に貢献できると考えています。わたしたちは人命を救う製品を作り続け、それを届け続けていきます。また世界中の患者さんの治療に必要な製品を医療現場に提供し続けるために、社員の安全確保に注力していきます。